大阪府堺市の自宅周辺とは少し違った自然とのふれあいの記録です。

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オオゴマダラの幼虫とサナギ

オオゴマダラの成虫は昨日記事にしましたが、下はその幼虫です。
マダラチョウ科の幼虫は、数本の肉角を持つのが特徴ですが、オオゴマダラの幼虫には、前部に3対、後部に1対の、計4対8本の肉角があります。
幼虫も毒をもっていることを示す警戒色なのでしょう、派手な色をしています。

オオゴマダラの幼虫

そして下がサナギです。 オオゴマダラのサナギは金色に輝いています。

オオゴマダラのサナギ

この金色は、羽化が近づくと、メタリック調にさらに輝きを増します。

oogomadara_sanagi081206_2.jpg

このサナギの色は構造色によるもので、色素によるものではありません。

構造色とは、光の波長レベル以下の物質の微細構造が光の干渉を起こすことにより見える色のことを言います。


【構造色について】

私たちが自ら光を発しない物質の色を認識しているのは、物質に当たって反射した光が目に入ったためです。
太陽光は無色のように見えますが、じつはいろんな色の光が集まっています。 例えば大空にかかる虹はそのいろんな色が空中の水滴によって分離されたために起こります。

光が物質の表面で反射するとき、同一面で反射するとは限りません。 光の一部は物質の表面で反射し、一部は物質の内部にある面(複数あるかもしれません)で反射するかもしれません。

以下の説明では、話を簡単にするために、反射する面が2面(AとB)あるとします。
光も波の性質を持っていて、色の違いは波長の違いです。
もしA面とB面との距離が、ある色の光の1波長分に近ければ、A面で反射された光とB面で反射された光の波長は重なり、強めあいます。 反対に、もしある色の光の波長はA面とB面との距離の半分に近いとすれば、A面で反射された光とB面で反射された光は、波の山と谷が重なり、打ち消しあうことになります。 結果として強められた色の光は私たちの目に強く届き、波同士が打ち消しあって弱くなった光は目に届きにくく、私たちは強く届いた波長の光の色を認識することになります。
ちなみに、構造色の特徴として、見る角度を変えると、私たちの目に向かう光にとってのA面とB面の距離が変化するため、違った色が見られることが挙げられます。

オオゴマダラのサナギを構成しているキチン質の層は、半透明で、何層にもなっています。 そのため、上に書いた光の干渉が起こり、サナギの殻の内部で成虫へと変態を続けている体の表面からの反射も加わり、このような美しい色の輝きを見ることができるのでしょう。
ちなみにタマムシなどの甲虫類に見られる金属光沢も、このキチン質の層構造によるもので、色素分子が時間とともに分解されることも無く、いつまでも美しい輝きを保ちます。
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コメント
金色の蛹
昆虫館で見たような記憶がありますそのような不思議な色合いは気がつきませんでした。自然の中で見れるのってステキですね
2008/12/25(木) 19:51 | URL | わんちゃん #L1mRoPyo[ 編集]
昆虫館での展示
オオゴマダラは育てやすいチョウなので、あちこちの昆虫館で育てられていて、サナギもよく展示されていますね。
2008/12/26(金) 08:13 | URL | そよかぜ #-[ 編集]
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来ていただいて、ありがとう
'08.12.14.より
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