大阪府堺市の自宅周辺とは少し違った自然とのふれあいの記録です。

イリオモテクマタケラン


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 上の写真、左がアオノクマタケラン Alpinia intermedia で、右がイリオモテクマタケラン A. flabellata でしょう。 イリオモテクマタケランの実は赤くなりません。
 アオノクマタケランの分布は本州の伊豆諸島や紀伊半島以南ですが、イリオモテクマタケランは西表島以外では石垣島にわずかに見られるだけです。


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 上がイリオモテクマタケランの花です。


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(2017.4.19. 西表島)

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イワサキクサゼミ


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 写真は沖縄本島、宮古島、石垣島、西表島などに分布するイワサキクサゼミ Mogannia minuta です。 色の違いは雌雄差なのでしょうか、調べても分かりませんでした。 日本最小のセミだそうで、その名のとおり木にとまることはほとんど無いようです。


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 カメラを近づけても飛び立つ気配は全く無く、最初は弱っているのかと思いましたが、イワサキクサゼミはそんなに逃げないセミのようです。 このようにフレンドリーなセミですが、一方ではサトウキビの害虫とされています。


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(2017.4.18. 西表島)

セイシカ


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 写真は西表島で見たセイシカ Rhododendron latoucheae です。 台湾や中国中南部にも分布しますが、日本では石垣島と西表島にのみ分布します(奄美大島には変種または別種とされるアマミセイシカが分布していて絶滅危惧1A類に指定されています)。
 咲いていたのは広くコシダに覆われた斜面で、陽の当たる乾きぎみの所で育つように思いました。 よく川沿いの林内や林縁の岩上と書かれてあるのを見ますが、暗い林床ではなく、岩上など比較的乾燥気味で、根が深く入らず高木などが育ちにくい所で育つということではないかと思います。

(2017.4.19. 西表島)

シロオビヒカゲ


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 上はシロオビヒカゲ Lethe europa で、オスはもっと白帯が細いはずですので、メスでしょう。 八重山諸島に分布していますが、個体数はそんなに多くないようです。 幼虫の食餌植物はタケ・ササ類のようです。

(2017.4.17. 石垣島)

ヤエヤマヒルギの胎生種子


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 ヤエヤマヒルギ Rhizophora mucronata の胎生種子が樹上で発芽しはじめていました。 これらは胎生実生または散布体と呼ばれています。
(2017.4.18. 西表島)

 下は2015年10月2日に西表島で撮ったヤエヤマヒルギです。 花の終わったすぐ後で、白い長毛のビッシリ生えた花弁がクモの糸に引っかかって残っています。


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コフキショウジョウトンボ(オス)


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 上は八重山諸島に分布するコフキショウジョウトンボ Orthetrum pruinosum neglectum のオスです。 名前に「ショウジョウトンボ」とつきますが、ショウジョウトンボ属( Crocothemis )ではなく、シオカラトンボ属です。
 上は4月17日(2017年)に石垣島で撮りましたが、八重山諸島では通年見られるようで、下は10月1日(2015年)に西表島で撮ったものです。


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トクサバモクマオウの花

 琉球弧に移入されたトクサバモクマオウ Casuarina equisetifolia (別名 トキワギョリュウ)のことは前に書きましたが(こちら)、今回はそのトクサバモクマオウの花を見ることができました。


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 トクサバモクマオウは雌雄同株の風媒花で、上は雌花序です。 雌花は短い側枝の先に頭状に集まり、苞に保護されています。 上の写真では、赤い柱頭が苞の間から長く突き出しています。


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 上は雄花序です。 雄花は小枝の先に線形の穂状花序を作っています。 雄花の2個の花弁は苞に隠されていて、1本のオシベが苞の間から出ています。

(2017.4.18.西表島)

チャイロテントウ


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 上は西表島の畑地にいたチャイロテントウ Micraspis discolor です(撮影:2017.4.19.)。 動きが速く、よく飛ぶので、なかなかうまく撮れませんでした。
 九州でも見ることができるようですが、屋久島以南では普通に見られます。 体長は4mmほどですから、ナナホシテントウの半分ほどの長さしかありません。

ルリハコベ


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 西表島の道路脇に咲いていたルリハコベ Anagallis foemina です。 ヨーロッパ原産の1年生草本で世界の熱帯から暖帯に分布しています。 紀伊半島や四国・九州などでも見られますが、多くはありません。
 和名は植物の姿がハコベに似ていることからですが、ハコベはナデシコ科ですし、ルリハコベはヤブコウジ科です。


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 メシベは1本で、5本のオシベの花糸には長毛があります。

 下はルリハコベの花に似ていますが、属名のエボルブルス(Evolvulus)やアメリカンブルーという名で呼ばれているもので、こちらはヒルガオ科です。 下は石垣港の近くのホテルの前に植えられていたものですが、時々園芸的に育てられているのを見ます。


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 オシベは5本(上の写真では2本が重なっていて、よく見ないと4本のように見えます)で、メシベは糸状の4本に分かれています。 オシベやメシベの様子はルリハコベとかなり違っています。

(撮影:2017.4.18.)

ミドリナカボソタマムシ


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 食草であるアカメガシワの葉にいたミドリナカボソタマムシ Coraebus hastanus oberthueri です。 タマムシ科の昆虫で、光の角度によって色が変化します。
 和名は体の中央が細くなっているからで、「ナガボソ」(長くて細い)ではありません。 奄美以南の分布です。

(2017.4.18. 西表島)

デイゴの蜜を吸うオサハシブトガラス


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 デイゴ Erythrina variegata の花にオサハシブトガラス Corvus macrorhynchos osai が来ていました(2017.4.20. 石垣島)。 虫は赤い色が見えず、赤い花は鳥を呼ぼうとしていると言われており、鳥が赤い花を訪れているのは不思議ではないのですが、デイゴの花って、こんな大きな鳥の嘴にも耐えられるんですね。

 以下、デイゴとオサハシブトガラスについて・・・


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 上はデイゴの花です。 大阪付近でもアメリカデイゴが植栽されているのをよく見ますが、デイゴは沖縄県が北限とされています。 花はアメリカデイゴより密につき、旗弁はアメリカデイゴが倒卵形であるのに対し、狭卵形です。


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 上はオサハシブトガラスです。 ハシブトガラスとは亜種の関係になります。 ハシブトガラスより小型で、八重山列島に分布しています。

ウスベニニガナ


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 ウスベニニガナ Emilia sonchifolia は熱帯~暖帯南部に分布します。 日本でも和歌山県以西で見られますが、本州や九州北部では稀です。


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 上の写真ではいろいろな植物の葉が写っていますが、画面中央のタンポポに似た葉がウスベニニガナの葉です。 茎の中央付近につく葉は、右下のように切れ込みはほとんどなくなります。 根生葉が主ですので、草丈の高い植物が茂っている所や林の中では見られませんでしたが、 石垣島や西表島では道端や刈り込まれた草地などに生えていました。 このような所に生えていることから、外来植物のように思われがちですが、日本の自生種です。


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 上は白い長毛が目立ちますが、個体差だと思います。

(2017.4.17-18. 石垣島、西表島)

ズアカアオバト


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 電線にとまっていたズアカアオバトです。 3亜種に分けられていて、分布地からするとチュウダイズアカアオバト Treron formosae medioximus になると思うのですが、違いがよく分かりません。 なお、「頭赤(ズアカ)」の名前は、台湾の亜種には頭の上部に赤色の部分があるところからで、日本の亜種には頭部に赤い部分はありません。

(2017.4.18. 西表島)

ヤエヤマコンロンカ


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 ヤエヤマコンロンカ Mussaenda parviflora var. yaeyamensis は、八重山諸島で見られるアカネ科の常緑低木です。 葉が大きく楕円形であることから、屋久島以南に分布するコンロンカの変種とされています。


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 花は黄色の花冠が5裂し、5枚のガク片があるのですが、集散花序のいくつかの花の1つのガク片が大きく白くなっています。 この花弁のように見える白い大きなガク片は遠くからでもよく目立ち、虫たちに花の存在を教えているのでしょう。 ちなみに和名の「コンロン」は、この白いガク片を崑崙山のまっ白な雪にたとえたものでしょう。

(2017.4.17. 石垣島)

ナナホシキンカメムシ


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 写真はナナホシキンカメムシ Calliphara exellens です。 「七星」は、前胸背の4個の紋はカウントせず、腹部全体を覆う小楯板にある6~7個の紋のことでしょう。 写真の個体は“六星”です。


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 腹部腹面にも紋が並んでいます。

 ちょうど発生の時期だったのか、4月19日の西表島では、この日1日だけで4ヶ所で見ることができました。

(2017.4.19. 西表島)

ゲットウ

 ゲットウ Alpinia zerumbet の花が咲き始めていました。


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 ゲットウは熱帯・亜熱帯アジアに分布するショウガ科の多年草です。 日本では九州南部以南に分布します。 葉の香りが良く、沖縄県では食品を葉に包んで蒸したりしているようです。


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 上は花の内部を覗くようにして撮ったものです。 花粉も葯もメシベも白いので分かりにくくなっていますが、上の写真ではメシベを挟むように位置する葯から花粉が出ています。 なお、橙~赤色の唇弁は、オシベが合生したものとされています。 花のつくりは同じ属のハナミョウガの項を参考にしてください。

(2017.4.18. 西表島)

ヤエヤマセマルハコガメ


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 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)に指定されているヤエヤマセマルハコガメ Cuora flavomarginata evelynae です。


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 危険を感じると、意外に速いスピードで逃げますが、逃げられないと悟ると、上のように腹甲を折り曲げ、背甲との隙間を完全に閉じてしまいます。
 これをひっくり返しておくと・・・


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 ブリッジで簡単に起き上がることができるようです。

(2017.4.20. 石垣島)

ヤブレガサウラボシ


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 西表島の山中に育っていたヤブレガサウラボシ Dipteris conjugata です。 この熱帯系のシダはインド・中国南部から東南アジアにかけて分布しており(ボルネオ島で見たヤブレガサウラボシはこちらに載せています)、日本では石垣島と西表島のみに分布しています。 和名は、破れ傘のような葉(上の写真)の裏に、星のようにソーラスをつける(下の写真)ところからでしょう。


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(撮影:2017.4.19.)

カンムリワシ


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 カンムリワシ Spilornis cheela は前にいちど載せていますので(こちら)、今回は飛翔(上の2枚)と冠を広げたところ(下)です。


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(2017.4.18. 西表島)

クロヨナの果実


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 上の写真、葉は3出腹葉で、ハギの果実を巨大にしたような果実、マメ科のクロヨナ Pongamia pinnata の果実です。 奄美大島以南に分布し、海岸でよく見られるのは、種子が海流に乗って運ばれることができるためでしょう。
 種子つまり豆は食用には適していませんが、この豆からは油が採れ、蝋燭や石けんなどとして利用できるようです。

(2017.4.18. 西表島 南風見田の浜)

キバアマガイ・イボタマキビ


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 波をかぶる岩肌に点々と散らばる白い貝、紀伊半島以南から熱帯太平洋域に分布するキバアマガイ Nerita plicata です。


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 ナメクジやカタツムリのような陸生貝類もいるように、海の全ての貝が水中を好むわけではありません。 このキバアマガイも潮間帯の岩礁に棲む貝で、潮で濡れている岩は好きですが、海水中は好みません。

 キバアマガイよりも、もっと海水嫌いの海の貝もいます。 房総半島・対馬以南に分布するイボタマキビ Nodilittorina pyramidalis(下の写真)は飛沫帯つまり稀に波の飛沫が来るような所で暮らしています。


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 上の写真は4枚とも西表島の南風見田の浜に連なる岩礁で4月18日に撮ったものです。 キバアマガイとイボタマキビはきれいに住み分けていましたが、サンゴ礁という天然の消波ブロックに囲まれているためでしょう、イボタマキビがいたのは海水面から50cmほどの高さの所でした。

ナガバハリフタバムグラ


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 石垣島のあちこちで見たナガバハリフタバムグラ Borreria laevis です。 ナガバハリフタバムグラは熱帯アメリカ原産のアカネ科の1年生草本で、広く世界の熱帯~亜熱帯地域に帰化しているようです。 日本へは第二次大戦後に南西諸島に帰化しました。

(2017.4.17. 石垣島)

ツノメチゴガニ


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 マングローブの林の近くにいたツノメチゴガニ Tmethypocoelis ceratophora です。 砂粒の大きさで分かるように、とても小さなカニで、甲羅の幅は5mmほどしかありません。
 和名が示すように、眼の上に角(つの)のような突起があります。 前にツノメガニを載せましたが、このような突起はどのような意味があるのでしょうね。


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 体色も保護色で、白いハサミだけが目立ちます。

(2017.4.17. 石垣島)

クロジュウジホシカメムシ


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 オオハマボウのツボミにクロジュウジホシカメムシ Dysdercus decussatus (別名クロジュウジカメムシ)が群がっていました。 九州南部~琉球列島に分布するカメムシで、オオハマボウやフヨウなどのアオイ科の植物から吸汁します。
 様子を見ていると、上の写真の左上の1頭がメスで、他の3頭はオスのようです。


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 メスは交尾しながら吸汁しています。


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 他のオスはなんとかして交尾に割り込もうともがいていました。

(2017.4.18. 西表島 南風見田の浜)

オオハマボウ


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 オオハマボウ Hibiscus tiliaceus は、属名から分かるようにハイビスカスの仲間で、アオイ科の常緑小高木です。 花は写真のように黄色ですが、1日花で、夕方の散り際には夕陽のような色に変色します。 海岸に多い植物で、日本では種子島・屋久島以南~琉球列島各島に自生しています。
 葉が大きくて香りも良く、団子などを包んだり、咳止めや腫れ止めの民間薬などとして利用され、根も煎じて解熱剤として利用されてきました。
 このように花も美しく、利用もされてきた木で、、沖縄や奄美地方などでは「ユウナ」の名で親しまれてきました。
 ちなみに、秋篠宮家の佳子内親王のお印は「ゆうな」です。


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(2017.4.18. 西表島 南風見田の浜

オオバギ


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 オオバギ Macaranga tanarius はトウダイグサ科の常緑性の小高木です。 同じトウダイグサ科のアカメガシワ同様、パイオニア植物で、かく乱のあった場所に入り込み、素早く成長します。 石垣島でも西表島でも、道の脇などでよく見かけました。


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 その名のとおり、オオバキの葉は大きく、葉柄は葉の中央寄りにつきます。 ちょうど花の時期だったらしく、大きな花序をつけていました。 オオバギは雌雄異株で、写真は雄株です。


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 花序は大きいのですが、目立つのは苞で、雄花は小さく、10個以上の雄花を1枚の苞が包んでいます。 上の写真で丸いのは蕾で、次々と咲いていくのでしょう。

(以上、2017.4.17. 石垣島バンナ公園)

 これもアカメガシワ同様ですが、オオバギの葉には花外蜜腺があり、特に若い葉はアリを呼び寄せ、葉を食べる昆虫などから守ってもらいます。
 オオバキとアリとの関係はその程度ですが、この仲間の特に熱帯産のオオバギ属には多くのアリ共生植物が見られます。 若い茎が中空になっていて、そこをアリの巣として提供することで、葉を食害する虫たちから守ってもらいます。
 下は昔ボルネオで撮った写真で、オオバギ属の若い葉を太陽光に透かして撮ったものです。 枝を少し揺らしたために、たくさんのアリが出てきて走り回っています。


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リュウキュウコノハズク

 西表島に行く度に、夜になると ホホ、ホホ (音の高さは _┌ と変化します)と聞こえてくるリュウキュウコノハズク、いちどその姿を撮りたいものと夜に出かけてみました。 すぐ近くに聞こえる声の場所は、闇につつまれた葉の茂る梢、あきらめて宿舎に戻りました。
 しばらくしてあまり近くに声が聞こえるので、声の方向をたどると、宿舎の屋上です。 目を凝らすと、それらしきものがぼんやり見えました。 望遠レンズをつけてカメラを構えても、暗すぎてオートでピントを合わせられません。 マニュアルでピントを合わせようとするのですが、輪郭さえはっきりしない闇の中、これくらいだろうとフラッシュを光らせて撮ったのが下の写真で前ピンです。 フラッシュの光に驚いたのか、光ると同時に飛び去られてしまい、撮れたのはこの1枚・・・
 どうやら夜更けに街灯の光に集まる虫を狙って出てきていたようです。


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(2017.4.18. 西表島)

ベニモンアゲハ


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 ベニモンアゲハ Pachiliopta aristrochiae は熱帯アジアに広く分布するチョウです。 日本には分布せず、八重山諸島で迷蝶として記録されていただけだったのですが、地球温暖化の影響か、1960年度後半から土着しはじめ、次第に分布を北に広げ、21世紀初頭には奄美群島にまで達しています。
 幼虫の食餌植物はリュウキュウウマノスズクサなどで、ジャコウアゲハ同様、幼虫~成虫の体はアルカロイド毒を持っています。

 シロオビアゲハのメスは遺伝的に多型で、「ベニモン型」はこのベニモンアゲハに似ることで身を守っています(ベイツ型擬態)。

(2017.4.17,20. 石垣島)

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