大阪府堺市の自宅周辺とは少し違った自然とのふれあいの記録です。

キベリタテハ Nymphalis antiopa antiopia


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 写真はカナダのモン・ロワイヤル公園で撮ったキベリタテハ Nymphalis antiopa antiopia です。(2016.5.30.撮影) 日本のキベリタテハ N. a. asopos とは亜種の関係になるようです。


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 翅の裏はとまった瞬間に見せてくれるだけで、下のようにすぐに翅を広げてしまいます。


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 ここに載せた3枚の写真は、背景は異なりますが、翅の破れ具合から分かるように同一個体です。 占有行動を取っていて、他の蝶が近づくと追いかけますが、すぐに近くに戻ってきます。

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アライグマ


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 前に夜の公園をうろつくアライグマを載せましたが(こちら)、昼間の沼地のアライグマも載せておきます。 基本的には夜行性のはずですが、昼間も普通に活動していました。


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 熱心に洗っています。 しぐさはかわいいのですが・・・。

 アライグマ Procyn lootor は北アメリカ原産で、原産地で見るアライグマはさすがによく自然に溶け込んでいます。 ちなみに種小名の lotor は「洗うもの」という意味です。

(2016.5.30. モン・ロワイヤル公園)

ハムシ Sumitrosis属の一種


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 写真は交尾中の Sumitrosis属の一種です。 シナノキ科の葉の上にいたのですが、ちょうど発生の時期だったのか、たくさんいて、交尾中のものも散見されました。
 Sumitrosis属のハムシは複数種いて、個体差もあるでしょうし、種名の特定にまでは至りませんでした。
 それにしても、ハムシどころか一般向けの昆虫の図鑑はほとんどありません。 外国では、昆虫のそれぞれのグループを研究している人たちはいるのですが、一般市民の昆虫に関する関心は低いようで、昆虫に対する関心の高い人でも蝶に関心を持つ程度で、「昆虫採集」をする子供などはほとんど見かけません。

(2016.5.30. モン・ロワイヤル公園)

ポドフィルム


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 写真の植物は Podophyllum peltatum です。 モントリオール植物園の地元コーナーで育っていました。(撮影:2016.5.31.) また、たぶんこれと思われる植物(花は葉の陰になっているようで確認できませんでした)が自然林の中で群生しているのも見ていますが、遊歩道から離れていて、撮っていません。
 北アメリカにおける Podophyllum属はこの種のみですが、台湾や中国の深山の林床にはハッカクレン Podophyllum pleianthum が分布します。
 この植物にも、アメリカハッカクレンやアメリカミヤオソウなどの名前がつけられていますが、名前は統一されておらず、タイトルのように属名を名前として使用することも多くあります。
 英語では Mandrake(ナス科のマンドレイクは別種)や Mayapple と呼ばれていて、過去にこの実はジャムなどに使われたそうです。 花も見栄えのする大きさですが、良く熟れた果実以外は全草有毒で、最近ではこの植物からの誘導体が抗悪性腫瘍剤(エトポシド)として使用されています。

サンショクツバメ


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 サンショクツバメ(三色燕) Petrochelidon pyrrhonota がたくさん集まっていました。 モントリオール近くのSaint-Bernard島で現地時間6月3日正午の撮影です。


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 どうも泥を運んでいるようです。 集団で巣材集めでしょうか。 似た場所もあるのに、この場所だけに集中していました。

 サンショクツバメは北アメリカのほぼ全土で繁殖しています。 冬は南アメリカ(ブラジル、アルゼンチン、チリなど)に渡って越冬するようです。
 英語では Cliff Swallow と呼ばれています。 崖に巣を作るツバメといった意味でしょうが、日本同様、軒下や橋下なども崖に見立てて巣を作っているようです。

 写真と同じ場所に午後5時に行くと、1羽もいませんでした。 ちなみに、モントリオールのこの頃の日暮れは午後9時過ぎですので(こちら)、午後5時は(空腹感を別にすれば)真昼間です。

ヨツボシトンボ


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 モントリオールのナチュール・ボワ=ド=リエス公園で撮ったヨツボシトンボ Libellula quadrimaculata です(2016.6.1.撮影)。 上の2枚は同一個体、3枚目は別個体です。
 アジア、ヨーロッパ、北アメリカに広く分布し、日本で見られるものとも同種(のはず)です。 雌雄で体の色はほとんど変わりません。 英語では Four-spotted chaser と呼ばれています。

Trientalis borealis ssp. borealis


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 カナダ・ローレンシャン高原の林床で咲いていた Trientalis borealis ssp. borealis です(撮影:2016.6.4.)。 日本で見られるツマトリソウ Trientalis europaea よりは葉も花冠も細長いようですが、大きさも咲いている雰囲気もよく似ていて、一目見ただけでツマトリソウの仲間だと分かりました。
 ネットで調べると、ツマトリソウは北半球の温帯~寒帯に広く分布するようですが(種小名にも表れています)、ローレンシャン高原で見たのは borealis ばかりでした。 英名は Starflower です。


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 上の写真のように咲くと花が頂生しているようですが、1枚目でも分かるように、花柄は葉腋から出ています。

※ 従来サクラソウ科に分類されていたツマトリソウ属( Trientalis )は、APG分類体系第2版でヤブコウジ科に移されましたが、APG分類体系第3版ではヤブコウジ科はサクラソウ科としてまとめられたため、元のサクラソウ科に戻っています。

Maianthemum canadense


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 カナダ・ローレンシャン高原の林床のあちこちで咲いていた Maianthemum canadense です(撮影:2016.6.4.)。 日本で見られるマイヅルソウ Maianthemum dilatatum とよく似ています。 根茎を横に伸ばして無性生殖を行うという繁殖方法も共通しているようで、林床に密な群落を形成していました。 ちなみにマイヅルソウの和名は、葉の模様が家紋の舞鶴紋に似ることからのようです。


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 おもしろいのは分布です。 これまで日本と北アメリカ東部の植生が似ていることを何度か書いてきましたが、この M. canadense が北アメリカ北部~東部に分布するのに対し、北アメリカ北西部にはマイヅルソウ( M. dilatatum )が分布しています。

セジロコゲラ


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 写真は Melanerpes carolinus と同じ場所で撮った Picoides pubescens のオスです。 カナダとUSAの大部分の地域に分布していて、よく見かけるキツツキです。 コゲラに似ていて背中が白いことから、セジロコゲラという和名を持っています。 メスは後頭部の赤い色が無いのですが、残念ながら撮影場所には来てくれませんでした。
 英名は Downy Woodpecker(“綿毛キツツキ”)です。 特にフワフワしているようにも思えないのですが・・・。 なお、Hairy woodpecker(“毛深キツツキ”)P. villosus は、これとよく似ていて、分布域も一部重なります。

(2016.6.3. モントリオール近くの Saint-Bernard島)

ナメリチョウチンゴケの変種


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 上はモントリオールのナチュール・ボワ=ド=リエス公園にあったチョウチンゴケの一種です(撮影:2016.6.1.)。 葉は鋭頭で、中部で最も幅広く、上半部の縁には鋭い歯が並ぶが下半分の縁には歯がほとんど見られないなどは、日本のナメリチョウチンゴケと同じです。 しかし全体の葉形は、こちらの方が幅広く、葉先はより鋭くなっているようで、少し異なります。
 いろいろ調べてみると、北アメリカの東海岸にはナメリチョウチンゴケの変種の Mnium lycopodioides var. inclinatum が分布しているようで、写真のものもこれではないかと思います。 ただ、このコケの図は見つけられませんでしたし、こちらに書いたように採集して日本に持ち帰ることはしておらず、顕微鏡レベルでの観察はしていませんので、ほんとうにそうなのか、疑問は残りますが・・・。

Melanerpes carolinus


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 カナダのモントリオールの近くにある Saint-Bernard島には、入場料が必要な、自然を保護している区画(といっても、とても広い)があり、鳥に関しては観察棟や餌台などが設置されています。
 上の写真の餌台では、平置き、吊り下げ、そしてキツツキ用の3種類の給餌ができるようになっていて、さまざまな野鳥が次々と来ていました。


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 上はその餌台に来ていたキツツキの一種、Melanerpes carolinus のオスです。(撮影:2016.6.3.) この鳥は北アメリカ大陸の中央部~東部に分布していて、和名は無いようです。 赤い頭に目が行きますが、英名は Red-bellied Woodpecker で、“赤腹キツツキ”です。 腹部はほんのり赤いだけですが、Red-headed woodpecker(“赤頭キツツキ”)も別種として存在するので、しかたないのでしょうね。


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 熱心に食べてます。


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 粘着性のある長い舌を伸ばし、それに餌をくっつけて口に運んでいるようです。

 下はメスです。 メスの頭頂は赤くありません。


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スギゴケ属の一種


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 写真は、カナダのトレンブラン山山頂付近やその麓のトレンブランビレッジ(こちら)で、最もよく目についたコケです(撮影日は2016.6.5.)。 日本のウマスギゴケ Polytrichum commune によく似ているのですが、生きたままの土の付いたコケは日本に持ち込めず、採集は諦めましたので、同種か否かの判断は避けておきます。
 毛の密生した帽が蒴全体をすっぽり覆っています。 帽の取れた蒴を見ると、稜があって角張っています。


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 上は帽の取れた蒴を斜め正面から見たものです。 64本ある蒴歯は短く、縁歯 (peristome)とも呼ばれているようです。 蒴口は口膜と呼ばれている膜で覆われていますが、これは中軸の頂部が円形に広がったもののようです。


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 上は雄株です。 たくさんの包葉が重なり合っています。

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