大阪府堺市の自宅周辺とは少し違った自然とのふれあいの記録です。

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カンムリワシ

 カンムリワシは日本では八重山列島で見られるタカの仲間で、翼開長は 97cmほどです。 西表島では2日間に4回会えました。 下はそのうちの3羽で、顔の模様も微妙に異なります。


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 あまり人を恐れないようで、障害が無く近づける場所では、かなり近くにまで寄っても飛び立とうとはしませんでした。


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 和名は後頭部に冠羽があることに由来しますが、なかなかこの冠羽を立ててくれません。 上の写真では少しだけ冠羽を立てかけています。


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 上は幼鳥です。 幼鳥は胸から腹にかけての羽が白~黄褐色です。

◎ カンムリワシの飛翔の様子や冠を広げた様子をこちらに載せています。

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タカオルリモンハナバチ、アマミアオスジフトハナバチ


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オオバナノセンダングサに来ていたタカオルリモンハナバチ

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チリメンナガボソウに来ていたタカオルリモンハナバチ

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アメリカハマグルマに来ていたタカオルリモンハナバチ


 上は西表島のあちこちで見かけたタカオルリモンハナバチ Thyreus takaonis です。 日本での分布は屋久島、奄美大島以南の琉球列島で、大阪府下でも見られる同属のルリモンハナバチ(ナミルリモンハナバチ) Thyreus decorus のような体の瑠璃色はありません。
 文一総合出版「日本産ハナバチ図鑑」のタカオルリモンハナバチの項には、「アオスジフトハナバチに労働寄生する」とあります。 ところが「日本産ハナバチ図鑑」にはアオスジフトハナバチの項が無く、よく分からないのですが、下がそのアオスジフトハナバチの亜種で、西表島ではタカオルリモンハナバチに混じって飛んでいたアマミアオスジフトハナバチだろうと思います。


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 この蜂は西表島でチリメンナガボソウに来ていましたが、動きが速く、飛び回っていて、なかなかまともな写真が撮れませんでした。 翅を動かし続けていて、翅の写っている写真が1枚もありません。
 アマミアオスジフトハナバチ Amegilla subflavescens (ミツバチ科)の名前は、南方新社発行の「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方(増補改訂版)」で見つけました。 これと同種と思われ(学名も同じ)、石垣島で撮られた写真が「虫ナビ」にあり、コシブトハナバチ科のアオスジコシブトハナバチ とされていますが、ここでは書かれた年代からして、科の整理と和名の変更があったのだろうと思い、前者の名前にしておきます。
 ネット上で絵合わせすると、上記以外に様々な名前や学名が出てきます。 南西諸島の昆虫については、まだまだ整理されていないようです。

(上に載せた写真は全て 2015.10.2-3. に西表島で撮ったものです)

オキナワハクセンシオマネキ


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 石垣島で、ヒメシオマネキのいた場所に接して、少し高い所にいたオキナワハクセンシオマネキです。 ハクセンシオマネキの亜種とする考え方と別種とする考え方があるようです。

ヒメシオマネキ


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 上は石垣島のヤエヤマヒルギを中心としたマングローブですが、手前の砂が荒れています。 これはカニのしわざ。 動かないでいると・・・


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 穴から出てきたのはヒメシオマネキ( Uca vocans )でした。 シオマネキの仲間( Uca属 )は日本では10種類ほどが知られていて、大阪府下でもシオマネキハクセンシオマネキなどが見られますが、このヒメシオマネキの分布は、南西諸島から台湾、フィリピン、パラオにかけてです。


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 シオマネキの仲間のオスは片方の鋏が大きくなっているのですが、ヒメシオマネキのオスの大きな鋏は、前から見ると、上半分は白色で下半分は橙色です。


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 上はヒメシオマネキのメスです。


ヒカゲヘゴ


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 上は西表島で撮ったヒカゲヘゴです。 ヒカゲヘゴ( Cyathea lepifera )はヘゴ科ヘゴ属に分類される日本最大のシダ植物で、高さは15mにも達します。 和名は日陰に育つヘゴの意味ではなく、大きな葉を広げて日陰を作るヘゴという意味のようです。
 この仲間でよく似たものにヘゴやマルハチがありますが、四国や九州南部にも育つヘゴは高さが4mくらいまでで、葉柄には刺が密生し、刺のある鱗片をつけます。 またマルハチの分布は小笠原諸島です。


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 上は新しく広がりつつある葉ですが、この様子を見るとなるほどシダの仲間であると納得できます。


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 上は葉痕(落葉した跡)です。 マルハチに限らず、ヒカゲヘゴの葉痕も、丸の中に「八」の字を逆さにしたような維管束痕が見られます。

※ 西表島の亜熱帯照葉樹林に育つヒカゲヘゴの様子はこちらにも載せています。

ヤエヤマオオコウモリ


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 西表島(2015.10.1.)で、ギランイヌビワ(上の写真の右)に向かって飛ぶヤエヤマオオコウモリを発見! ヤエヤマオオコウモリ( Pteropus dasymallus yayeyamae )は植物食で、主に果実を食べていますが、ギランイヌビワの実(偽果)はヤエヤマオオコウモリの大好物です。


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ギランイヌビワの枝でまずは一休み 好物を前に舌なめずり

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横顔のアップ

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実を取りに移動 移動には手も使います

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実をGET!

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 ヤエヤマオオコウモリは翌日西表島の別の場所でも見ましたし、下はその翌日に石垣島で見たヤエヤマオオコウモリです。 台風の被害を受けやすいコウモリだとされているようですが、あちこちで見ることができて安心しました。


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 ヤエヤマオオコウモリはオオコウモリ科オオコウモリ属のクビワオオコウモリの1亜種とされていますが、上の写真を見ると「クビワオオコウモリ」という名の意味がよく分かります。

ツマムラサキマダラ

 温暖化の影響か、分布が北上しつつある蝶がたくさんいます。 ツマムラサキマダラ( Euploea mulciber )もそのうちの1種で、1970年代に八重山諸島で記録が出はじめ、1992年以降には沖縄諸島で、1999年には奄美諸島で発生が確認されています。 薩摩半島でもたびたび記録されていますが、幼虫はみつかっていません。 また室戸岬や千葉県でも迷蝶としての記録があります。


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 上はタチアワユキセンダングサ(=オオバナノセンダングサ)に来ていたツマムラサキマダラのオスです。 西表島で撮りました。 漢字で書くと「褄紫斑」で、前翅の先の部分が青紫色に輝くマダラチョウ(タテハチョウ科マダラチョウ亜科)です。 この青紫色の部分は光の干渉による構造色で、光の当たり方で色の輝き方が異なります。


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 上はツマムラサキマダラのメスです。 石垣島で撮りました。 青紫色に輝く部分はオスに比較すると少し小さく、後翅に多数の白色条があります。

ギランイヌビワ

 イヌビワは大阪付近でもよく見ますが、イヌビワの仲間( Ficus属 )の分布の中心は、もっと暖かい地方にあります。 ギランイヌビワも、そんな Ficus属の1種で、分布は宮古島以南です。


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 上の写真は西表島で撮ったギランイヌビワですが、たくさんの果実(偽果)が幹に直接付いています。 このような果実は幹生果と呼ばれていて、熱帯・亜熱帯の樹木には時々見られます。


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 上はギランイヌビワの偽果を拡大したものです。 1つの偽果の直径は2cmほどです。 このギランイヌビワの偽果はヤエヤマオオコウモリの大好物です(こちら)。 
(偽果については、イヌビワについて書いたこちらをご覧ください。)


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 ギランイヌビワの根は、上の写真のように板根がよく発達します。

ムラサキサギ


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 上の写真の左上にいるのがムラサキサギ( Ardea purpurea )です。 アオサギと同じ属で、大きさもアオサギとほぼ同じか少し小さい程度なのですが、スリムなので、ずっと背が高く感じます。 大きさの比較のために右下にセイタカシギを入れてみました。


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 ムラサキサギは八重山列島で見られる留鳥ですが、個体数はそんなに多くありません。 写真は石垣島の稲刈りが終わり水が残っている田での、2015.9.30.の撮影です。

マダラコオロギ(メス)

 こちらの記事でサキシマカナヘビに襲われていたマダラコオロギ(メス)です。
 マダラコオロギは、触角を動かすのみで、歩く元気は無いようでした(下の写真)


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 マダラコオロギ( Cardiodactylus guttulus )は、名前に「コオロギ」とついていますが、コオロギ科ではなくマツムシ科に分類されています。 分布は奄美以南です。

(2015.10.1. 西表島)

マダラコオロギを襲うサキシマカナヘビ

 西表島と石垣島に行ってきました。 旅の日程などはこちらにまとめていますが、これからしばらくはこの旅行で見たものを連続して載せていくことにします。

 1回目は、西表島の森の中を通る路上で見た、マダラコオロギを襲うサキシマカナヘビがです。(撮影:2015.10.1.)


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 サキシマカナヘビ( Takydromus dorsalis )は、西表島、石垣島および黒島にのみ分布する固有種で、尾がとても長く、日本に分布するカナヘビ科のなかでは最も体長が長くなる種です。
 カメラを近づけると、サキシマカナヘビはマダラコオロギを離して草叢に逃げ込みました。 残されたマダラコオロギについては、こちらに載せています。

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