大阪府堺市の自宅周辺とは少し違った自然とのふれあいの記録です。

トックリキワタ


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 上は沖縄県の石垣島で撮った、街路樹として植えられていたトックリキワタです(撮影日:2015.10.3.)。 成木は写真のように幹が徳利状に膨らんできます。


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 上は1枚目の写真の葉です。
 大阪市の咲くやこの花館で、このトックリキワタの実が割れて、綿に包まれたたくさんの種子がぶら下がっていました(下の写真:2016.11.19.撮影)。 この綿はクッションなどの詰め物として使用されるようです。


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 トックリキワタはブラジル・アルゼンチンなど南アメリカ中南部の原産ですが、日本では観賞用として栽培され、また南西諸島などでは1枚目の写真のように街路樹や公園樹として植栽されています。
 上の写真にもピンクの花が少し見えています。 原産地でのトックリキワタは、乾季に葉を落とす落葉高木で、花は乾季の終わる頃、日本のソメイヨシノのように葉が出る前に樹幹いっぱいに咲くのですが、温室ではそうはいかないようです。


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 上がその花です。

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Hamelia patens


Hamelia patens161119_1


 Hamelia patens(ハメリア・パテンス)は中央アメリカ~西インド諸島原産のアカネ科の常緑低木です。


Hamelia patens161119_2


 花は筒状で、5裂している花冠はそんなには開かず、上の写真の状態でいちばん開いた状態でしょう。 低温にさらされなければ、周年開花するようです。
 英名では花の色と群がって咲く様子から Firebush と呼ばれる他、ハチドリが好むようで、Hummingbird bush とも呼ばれています。


Hamelia patens161119_3


 花後にできる果実は液果で、次第に黒くなります。 この果実は飲料になるようで、メキシコでは栽培もされているようです。

(2016.11.19. 咲くやこの花館)

ヒギリ

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 ヒギリは中国~インド原産の落葉低木です。 従来はクマツヅラ科に分類されてきましたが、現在はシソ科に移されています。 名前は、緋色の花をつけ、大きなキリに似た葉をつけるところからでしょう。 本州などでは温室の花木ですが、沖縄では琉球王朝時代から庭木として植栽されていました。 ちなみに、ヒギリの学名は Clerodendrum japonicum です。 日本原産でないのにこの種小名はおかしいのですが、たぶん日本に植えられていたものがヨーロッパに送られ、学名がつけられたのでしょう。

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 花はガクは5裂、花弁も花筒の先が5裂していて、どちらも緋色です。 オシベは4本、メシベは1本ですが、どちらも緋色で長く伸びて区別が難しいのですが、先端を注意してみれば、葯の有無で見分けられます。
 上の写真ではメシベがまっすぐ伸びて、オシベは垂れ下がっていますが、この関係は変化します。 ガクも花弁もオシベもメシベも緋色でかなり印象は異なりますが、ヒギリはクサギと同じ属で、オシベとメシベはクサギと同様の変化をします。 この変化についてはクサギのところを見てください。

(2013.5.24.京都府立植物園温室にて撮影)

トリプラリス・クミンギアナ


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 Triplaris cumingiana( トリプラリス・クミンギアナ )は、タデ科の常緑高木で、パナマ・コロンビア北部からペルー北部にかけて分布しています。 雌雄異株で、写真は雌株です。 日本では花は冬から春にかけて咲きます。
 「そよ風のなかで」のボントクタデイシミカワママコノシリヌグイなどなど、いろんなタデ科のところで書いたように、多くのタデ科では、花弁が退化し、ガクは花後も残存し、果実を保護します。 トリプラリス・クミンギアナの雌株でも、下の写真のように、花は小さいのですが、花後も6個のガク片は残存し、そのうちの3枚は翼状に長く伸びます。 これは高木であるために、高い所から種子を風に乗せて散布するよう、適応的に進化したものでしょう。


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(2013.3.17.京都府立植物園にて撮影)

フリワケサンゴバナ


フリワケサンゴバナ



 フリワケサンゴバナはキツネノマゴ科の小低木です。 小さい株でもよく開花し、周年開花ですので、よく育てられています。
 写真は京都府立植物園の温室で撮ったもので、名前のプレートには、「ディフルゴサ コロラタ」とありました。 これは学名の Diflugossa colorata をカタカナ読みしたものです。 しかし、属名の Diflugossa は、現在は Strobilanthes に変更されています。
 このようなことは、よくあることです。 最近になって日本に導入された植物は、学名をそのままカタカナ読みする場合が多くあります。 しかし、特に熱帯の植物は研究が遅れていて、研究の結果学名が変更になった場合、せっかく定着し始めた名前を変更すると混乱する可能性があるわけで、あえて昔のままの名前を使用することもあるわけです。



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