大阪府堺市の自宅周辺とは少し違った自然とのふれあいの記録です。

マスデバリア属( Masdevallia )の一種

 前にラン科の一種で、ガク片3枚が大きく基部は融合したDracula属を載せましたが(こちら)、Masdevallia属のランは、それよりもさらにガク片は大きく、花弁やずい柱は小さくなり、特異な花形になっています。


Masdevallia180310_1.jpg


 Masdevallia属は、アンデス山系を中心として中央アメリカから南アメリカに分布するランで、上はその一種の園芸品種ですが、下のように拡大して、やっと白い側花弁、色の濃い唇弁、中央の白いずい柱が分かります。


Masdevallia180310_2.jpg


(2018.3.10. 淡路島・奇跡の星の植物園)

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Dracula sp.


Dracula180310_1.jpg


 Dracula属はアンデス山脈に分布するラン科の着生植物で、上がその花です。 ガク片3枚が大きく、基部は融合し、先端は細く伸びています。 3枚の花弁はラン科らしく(?)2枚の側花弁と1枚の唇弁になっていますが、そのいずれもがガク片に比較してとても小さくなっています。


Dracula180310_4.jpg


 上が全体の姿で、ネットに入れられて栽培されていますが、花は(ツボミも)垂れ下がっています。 Dracula属の多くは、このように垂れ下がる花をつけるようです。
 属名はこの花が吸血コウモリを思わせることから、吸血鬼として名高いドラキュラ伯爵にちなんだとされているようですが、私にはどう見ても花が吸血コウモリには見えません。 側花弁が眼に見えるとも言われていて、写真とは別種で、もっとコウモリに似たものがあるのかもしれませんが、もしかしたらこの垂れ下がる花の姿が空中を飛ぶコウモリにつながるのかもしれません。

 Dracula属は日本の夏の高温多湿には弱くて栽培は難しく、花も小さくそんなに美しくも無く、香りも弱く、普及はしていません。 しかし生態的にはなかなかおもしろい植物です。


Dracula180310_3.jpg


 この下向きの花の花粉媒介者は、観察によると、きのこのひだの間に潜り込んで産卵するハエ目の昆虫のようです。 上の写真は花弁の部分を拡大したものですが、唇弁の内側にひだがあります。 ハエが唇弁のひだに導かれて髄柱の下に入り込む時に、背中に花粉塊が付着するようです。

(2018.3.10. 淡路島・奇跡の星の植物園

クロバナタシロイモ


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 クロバナタシロイモ Tacca chantrieri は中国雲南省~東南アジアに自生する多年草で、この植物の属するタシロイモ科は、APG植物分類体系ではヤマノイモ科に移されています。
 花茎の先に大きな苞に包まれるように多数の花をつけています。 長く伸びた髭のようなものは、細くなった苞とも花のつかない花柄が伸びたものとも考えられるがよく分からないようです。
 日本ではその姿のおもしろさから観賞用に栽培されていますが、地下茎は食用にされることもあるそうですし、中国では胃潰瘍や腸炎、肝炎の薬としても利用されてきたそうです。 またこの植物からは近年新しい構造の化学物質が次々と発見されていて、変わっているのは外見だけではなさそうです。

(2016.11.19. 咲くやこの花館)

ディコリサンドラ・ティルシフローラ

 ディコリサンドラ・ティルシフローラ( Dichorisandra thyrsiflora )は南米のブラジル・ペルーが原産のツユクサ科の常緑多年草です。 英名は Blue ginger ですが、ショウガ科ではありません。 コダチムラサキツユクサ(木立紫露草)という和名もありますが、この名前はあまり使われていないようです。
 姿は同じツユクサ科で日本に自生するヤブミョウガによく似ています。


Dichorisandra121022_1.jpg

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