fc2ブログ

大阪府堺市の自宅周辺とは少し違った自然とのふれあいの記録です。

シマイズセンリョウ


simaizusenryou170419_1.jpg

simaizusenryou170419_2.jpg


 シマイズセンリョウ Maesa tenera は、九州南部・琉球列島から台湾・インドシナ方面に分布が広がるサクラソウ科の常緑低木で、上の写真は、その花とツボミです。 花冠はほぼ中央部まで5裂し、裂片は開出しています。
 関東以西に分布するイズセンリョウ M. japonica とは、葉の様子も白い果実も似ているのですが、イズセンリョウの花は、筒鐘形で、花冠の先も浅く切れ込んでいるだけです(下の写真)。


izisenryou030428_1.jpg


シマイズセンリョウ:2017.4.19.西表島で撮影
イズセンリョウ:2003.4.28.大阪府和泉市で撮影
スポンサーサイト



リュウキュウメジロ


ryuukyuumejiro170419_1.jpg
2017.4.19. 西表島 大富遊歩道


 上は奄美大島以南の南西諸島に分布するリュウキュウメジロで、本州にいるメジロとは亜種の関係になります。 メジロにはたくさんの亜種がいますが、リュウキュウメジロは日本産亜種の中では最も小さいとされています。 違いは細かく見ればいろいろあるようですが、分かり易いのは下面の胸と脇の色で、メジロが赤褐色を帯びているのに対し、リュウキュウメジロは灰白色で、赤褐色味はありません。
 比較のために、下にメジロの写真を載せておきます。


mejiro170329_1.jpg
2017.3.29. 堺市南区高倉台



ショウジョウコウカンチョウ


Cardinalis160603_1.jpg


 写真はショウジョウコウカンチョウ Cardinalis cardinalis(英名 Northern Cardinal )で、上がオス、下がメスです。


Cardinalis160603_2.jpg


 学名および英名のカーディナルは、カトリック用語の枢機卿(すうききょう:Cardinalis)に由来しているようです。 この鳥のオスの体の色が枢機卿がまとう真紅の衣に似ているところからでしょう。 米メジャーリーグのカージナルスのユニホームの色もこのことに由来しています。
 アメリカ合衆国を中心に分布している留鳥ですが、ハワイでは移入されたものが増加しているようです。

(撮影:2016.6.3. カナダ Saint-Bernard島

イカルスヒメシジミ


icarus160601_1.jpg


 カナダのモントリオールで見たイカルスヒメシジミ Polyommatus icarus です。 翅が少し欠けているのが惜しいのですが、なかなか美しいシジミチョウです。
 分布はヨーロッパ、北アメリカ、温帯アジアで、食草はマメ科植物です。


icarus160601_2.jpg


 翅の表はブルーです。

(2016.6.1. ナチュール・ボワ=ド=リエス公園

コウヤワラビ


Onoclea160605_1.jpg


 写真はコウヤワラビ Onoclea sensibilis だと思います。 日本では北海道から九州まで分布していますが、北に偏っています。 世界的には朝鮮、中国東北部、南樺太、南千島、シベリア東部などに分布していますが、北アメリカ東部にも隔離分布しています。


Onoclea160605_2.jpg


 葉は栄養葉と胞子葉に分かれています。 褐色になった胞子葉を見ると、中軸だけになった側羽片に多数の球体が数珠のように並んでいるように見えますが、この球体は小羽片が胞子嚢群を包み込んでいる姿のようです。

(20166.5. カナダ ローレンシャン高原 トランブラン山)

来ていただいて、ありがとう
'08.12.14.より
数字にマウスを載せると推移が出ます
お帰りにポチッとお願いしま~す
にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
カテゴリ
最近のコメント
カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
月別アーカイブ
ブログ内検索
プロフィール

SOYO.jp

左木山祝一
大阪府堺市に住む自然好きの、植物や昆虫などとの出会いの記録です。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
最新トラックバック
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード